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アルバイトやインターンをマネジメントするときに押さえるべきこと


学生、主婦、フリーター、シニア。アルバイトやインターンで働く人のマネジメントは、根本的には正社員と同じかもしれませんが、気にすべきポイントが違ってきます。正社員と全く同じマネジメントをすると、心が離れて早期離職につながりやすくなります。では、どんなことを考慮してマネジメントすればいいのでしょうか?

アルバイト・インターンと正社員は前提が違う

アルバイト・インターン以外の本業がある

学生であれば学業が本業です。主婦/夫であれば家事・育児・介護など家庭のことです。フリーターの人には一見するとそれが無いように思えるかもしれませんが、十中八九アルバイト以外の何かに第一優先の活動があることでしょう。とくに2015年〜2020年の日本では仕事を探す側には有利な時期で、本業として敢えてアルバイトをしている人は滅多にいません。その方は稀有で貴重な方として感謝すべきでしょう。

アルバイト・インターンは辞めやすい仕事

アルバイトやインターンを選択する人の事情を考えると理解できます。若いうちに色々な経験をしてみたい、本業に余裕があるときに少しでも収入を得ておきたい、2つ目の仕事として気軽に働きたい、など。どれを取っても前提条件に少しでも変化があればアルバイトやインターンを辞める選択に傾きます。会社との関係が、正社員よりビジネスライクになっているのです。また、退職相談から退職までの期間も短い傾向にあることと思われます。

アルバイト・インターンは正社員の指示で仕事をする

その人の能力の問題ではありません。本人がその会社や仕事に最終責任を負えないor敢えて負わない仕事を選択しています。だから、正社員などマネジメントする人の指示に基づいて仕事をせざるを得ないと考えている人が多いのです。それがゆえに、比較的単調だったり成長実感が得にくい仕事も黙々とこなしてくれるのです。

アルバイト・インターン×心の準備

では、マネジメントする側はどんな心持ちをしておくべきでしょうか?

前提を受け入れる

本業があること、いざとなったら辞めやすいこと。そういった前提に抗おうとしても無駄です。相手の優先順位を自分の人柄やマネジメントスキルで変える。これ、相当大変なことだと思います。「学生だから学業が第一だよね。卒業したら別の会社に就職するよね。」「主婦の方だったら、お子さんが風邪を引いたら仕事休んで看病するよね。」「本業が忙しくなったら辞めるよね。」

メンバーを知る

なぜアルバイトやインターンで働くのか?本業があるのか、あるとしたらどんなことか?自社の仕事を通じて何を得たいのか?そこに社会人としての成長も入っているのか?など。一般的な前提を受け入れた上で、目の前のメンバーは一般論とどう違うのかをしっかり見極めましょう。それは主に入社前の面接や、入社初期にお互いを知るための会話でわかると思います。

状況は折々に変化する

週ごとに本業の状況が左右する方もいれば、4年くらいは同じ状況が続く方まで様々です。が、そう思っていても半年後に状況が変わって相談が来るなんてこともざらにあります。学生だと、違う経験をしたいと思い立ってもう一つアルバイトを増やしたり、急に留学が決まったり。入手した個々の基本情報はすぐに陳腐化するというものだと理解しておきましょう。「半年前に〜〜という状況だって言ってたじゃないですか!信用して業務を組み立てていたのに!」と正社員が怒りやフラストレーションをあらわにしても、お互いに疲れるだけです。

アルバイト・インターンと仕事をするコツ

フルタイムよりパートタイム

週に2〜3回、時間は3〜5時間程度。出社時間の融通がきく。これくらいに出来れば学生・主婦・本業のある人達も働きやすくなります。フルタイムの仕事は、基本それにかかりきりになるので敬遠されがちです。実はこれ、前提に立ち返るとマネジメントする側にもメリットがあります。

  • 応募が増えるので優秀な人が採用しやすくなる
  • 特定のアルバイトやインターンに依存しにくくなる
  • 任せる仕事内容が明確になりやすい、せざるを得ない

フルタイム1名分の稼働が必要なら、出来ることならパートタイム2、3名で回すといいですね。ただし、特定の人と人との関係構築が売上に重要な役割を保つ場合は、慎重にシフトを分割しましょう。

業務範囲は明確に

社会人たるもの、自分の頭で考えて立ち回り顧客や組織に貢献すべし。間違いないのですが、アルバイトやインターンの場合、敢えて責任を負わない仕事をしている事情があってそこにいます。だから、基本的に自分の独断で動いて何かミスやトラブルが発生することを敬遠します。なので、業務範囲を明確にしてあげることで、その不安を解消してあげましょう。

  • 誰の指示で動くのか
  • 何と何の仕事をするのか、その優先順位づけは
  • どんなツールをつかって、どんな手順で仕事をするのか
  • 稼働があいたときや困ったときは誰に質問してよいか
  • 自分で考えて動いていい範囲(=ミスを社員が全て責任取れる範囲)

なるべく、このあたりを明確にしましょう。最後の自分で考えてよい範囲を明確にするのがコツです。マネジメントする側も、本当に全て逐一質問されていては自分の業務が進まないでしょう。だから、先に範囲を示しておきつつ、任せた以上は腹をくくるのです。もし、認識に相違があったり、何らかの理由により範囲を超えた独断があった場合、その経緯を会話で確認した上で一緒に対策を考え、最後は社員が決断内容を指示しましょう。

感謝を言葉で伝える

このポイントは正社員のマネジメントでも全く同じですが、アルバイトやインターンにはなおさら必要です。比較的単調な仕事だったり、複雑な思考を伴わない仕事だったり、アルバイトやインターンに任せる仕事にはやりがいを感じにくいという傾向があると思います。だから、正社員以上に、日々の業務に対する感謝を伝える必要があるのです。

それは態度や雰囲気では伝わりません。「◯◯を頑張ってくれていつもありがとう」「今日のあの一件、お疲れ様でした」「遅くまで手伝ってくれて助かります」など。アルバイトやインターンに少しでもやり甲斐を感じてもらうのです。更に言うなら、ただ「ありがとう」「お疲れ様」というのではなく、何に対して「ありがとう」「お疲れ様」なのか?それも言葉にしましょう。

ものすごく簡単な裏技

上記、全てやりきれればいいのですが、会社や仕事の性質だったり個々の得意不得意によって出来ることと出来ないことがあると思います。それはそれで仕方ないのです。ただ、一番簡単だけど関係性を向上させやすいのが、何気ない声かけです。「元気ですか?」「問題なくやれてますか?」「(残業をしてくれているとき)遅くまでお疲れ様」など。ここからは人によりますが、服装や髪型に変化があるときに「今日はちょっと違うね」と言ったり、趣味が共通する時は「最近(趣味)どう?」とか、学生に学業のことを聞くなど。自分と相手の関係性によっては一歩踏み込んだ会話も出来ます。(ただしお互い仕事中なので、せいぜい2〜3分以内にはおさめましょう。)1ヶ月もしてみると、これだけで関係性が変わります。

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