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ビジネス×スピードの重要性-3つのメリットと上げ方、注意点-

なぜビジネスではスピードが重要です。なぜでしょうか?メリット・デメリットをあげて確認していきましょう。理解できたら次のステップ、スピードの上げ方を考えましょう。そして、反対する方が反対する理由でもあると思います。それが注意点になります。

ビジネスインパクト=質×(スピードの2乗)

物理で習う運動エネルギーの公式のようなものです。質量×速度の2乗。基本的にこう考えてもいいのではないでしょうか?ビジネスにおいて、スピードのもたらす意義はあまりにも大きいのが実情です。

「すぐやれ」「今すぐに!」仕事をしているとありふれたフレーズです。とくに直接お客様と応対していると、出現頻度は高いのではないでしょうか?ところが、分かるようで分からない。「なぜスピードを上げなくてはいけないのか?拙速という言葉もあるくらいなのに?」このご指摘もごもっともです。では、以下、スピードをあげるメリットを見てみましょう。

3つのメリット:ビジネスにスピードのあるとき

相手に好印象を与える

最も簡単に相手の期待を上回れる方法ではないかと思います。「あの人仕事が速いね」って、得ですよね。

本当の納期までフィードバックと修正回数が増やせる

複数の人で仕事を仕上げるとき、仲間やお客様との確認回数が増やせるというメリットがあります。これは、本当の納期までに質を上げるチャンスが増やせたと考えてよいのでは?(ただしやみくもに相手の時間をとらないようにしましょう)

空いた時間で他のことができる

次の仕事、リフレッシュや勉強など自分を磨く時間にあてる、全く新しいことにチャレンジしてみる…。挙げていくときりがないかもしれません。

デメリット:ビジネスにスピードのないとき

シンプルに、スピードのあるときと反対のことが起こるのではないでしょうか。

結果として、仕事どころか暮らしや人生というレベルで見てもあまりいいことがあるように思えません。

スピードの上げ方

じゃあどうすればスピードを上げて仕事ができるのか?対策が分からない人のためにいくつかの方法をご紹介します。

“当たり前”の感覚を変える

締め切りは前倒して当たり前。ギリギリに出すことは相手に対して失礼なことです。あなたの仕事を待っている人の立場に立って考えてみてください。視座の移動です。あなたの仕事を待ちわびているはずです。

イメージを完璧にする

自分の仕事の完成イメージをはじめに完璧にしてしまいましょう。もちろん、やってみないと分からないこともあると思いますが、とにかくスタートの時点でできる限り完璧に。イメージが曖昧だと、それが理由で取り掛かるのが面倒な気持ちを生み出してしまいます。その気持ちが遅れにつながります。

イメージまでの道のりを細かく分解する

作業内容と日付を明確にしましょう。仕事の大きさや重要度によりますが、できるならエクセルや紙に書いてみましょう。このときのコツは、ゴールから逆算すること。そこまでに何をしなければいけないか?という思考をしないとスケジュールがぐだぐだとしたものになってしまいます。

ビジネス×質を否定してはいけない

質×スピードの二乗→質が0以下では逆効果

掛け算の公式に入っているということは、質が0ならスピードが速くてもインパクトは全く無く、質がマイナスならせっかくのスピードが全て逆効果になってしまいます。だから大事です。

つたえたいのは、質を上げるためにスピードを半分にする(2倍の時間をかける)ことは避けるべきということです。質は2倍でスピードが半分だと、インパクトは公式にあてはめれば2分の1です。

必ず質に重きをおくべき場面

何よりも質を最大化しなければならない仕事。それは生命の安全にかかわる仕事です。絶対に生命の安全を脅かしてはいけません。人が怪我や病気になるリスク、それらが最悪の場合死に至ってしまうリスク。このようなリスクは完全に消した上で世に出さなければなりません。

ただし、すべての業務からスピードを消せという意味ではありません。念入りに確認すべき業務、最速で対応すべき業務。落ち着いて切り分け、考えながら動きましょう。

生命の安全が脅かされてしまった場合orその可能性がある場合は、質も速度も最大にする必要があります。

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